授業を考える。その1

みなさんは「授業」ってどんなものだと思いますか?

誰でも子供の頃に学校という場所で「授業」を受けます。小中学校や、高校、大学での授業、セミナーや、講演会なども授業と言えるかもしれません。もう学校の類いを卒業されて、しばらく授業をうけたことがないという人もいるでしょうし、まさに今現在受けている真っ最中という学生さん、いろんな人がいると思います。「授業」って一体どんなものだと思いますか?

授業とは、教壇に立つ一人の人間から不特定多数の人間へ情報が一方通行する様、というような印象があります。広い教室で、たくさんの学生の前で先生が講義を打つ。典型的な授業のスタイルです。みなさんが思い浮かべたのも、こんな感じではないでしょうか?

しかし、多分、これは間違った思い込みです。

授業は対話だと思います。
対話とはコミュニケーションです。
そしてここが大事なんですが、上記にあるような典型的な授業スタイルである、一方から一方への「情報の一方通行」では、コミュニケーションたりえないということ。

誰もが思い描くいわゆる「授業」は、実は授業ではないと言えるわけです。

ここで自分の話をします。
私は美術学校に勤めていますので、授業を受け持ったりもしていますが、そこでの経験として得たことは、授業をする時に「相対する人数によって授業内容の伝わり方が異なってくる」ということです。
まったく同じ内容の授業を行ったとして、受け手側の人数が40名の場合と倍の80名の場合とでは、受け手の個々の性格や資質とは関係なくその情報の伝わりに歴然とした差が出ることがあります。その差とは、違う言い方をすると、授業内容が「理解」につながっていない、ともいえる思います。

そう考えると、相対する人数が少ないほど伝わり方は確実になり、理解に繋がるわけです。

そしてその最小単位は一人の人間に対し情報をつたえること、

いわば一対一です。

つづく。
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