2007映画評

2007年に公開された映画で観た映画は35本でした。

年末なので、総括してみる。

期待以上
1.主人公は僕だった
2.キサラギ
3.レミーのおいしいレストラン
4.ホリデイ
5.俺たちフォギュアスケーター
6.舞子Haaaan!!!
7.エヴァンゲリヲン序
8.スパイダーマン3

期待以上だった映画は8本。ランクをつけるとこんな感じです。

1.主人公は僕だった
何年かに一回、こういう映画と出会うことがある。文句のつけどころのない完璧な映画。ひとつの世界を創造してきれいに完結している映画。前に出会った映画は「恋はデ・ジャブ」の時だったかな。
この映画との出会いは、そもそも主演のウィルフィレルを知ってから始まる。ぼくはアメリカのアップルサイトで映画の予告編を観るのが好きなんだけど、いつだったか、なにげなくみた「俺たちフィギュアスケーター」の予告を観て、これは絶対に面白いと確信したことが始まりだった。
映画は、平凡な人生を送る主人公にある日突然、謎の声が聞こえる。その声は自分の生活や行動をまるで小説の登場人物のように語り続けるもので、自分は同時進行で女流作家によって執筆されている小説の主人公で、しかも結末がどうやら死を迎えるらしいということがわかって、という話。
ものすごくありえない話なのにもかかわらず現実味を持たせるリアリティある演技や、画面作りの丁寧さにまずびびった。監督や演出によって映画って同じ脚本でも変わってくるものだと思うのだけど、この映画は着地点が絶妙で、奇抜なストーリーをとても的確に映像化していて、これ以外ありえないだろってくらい完成度の高い映画だった。お気に入りのシーンは、市バスの中で好意を抱くベーカリーの女主人との掛け合いのシーン。もう確信犯だろ!ってくらい奇妙で素敵なシチュエーションだった。エマトンプソンの女流作家ぶりは過去観た映画の中でもベスト5に入るくらいかっこいい魅力的なキャラクターだった。僕は最後に「THE END」が出る映画が好きなんだけど、この映画もとても素敵な「THE END」を用意してくれていた。
なにげない日常のすべての行為が、実は生活を彩るかけがえのない行いだってことをこの映画は語るけど、今年の最後にこの映画を観たことがなにかとても巡り合わせのような気がして、それまでの全ての偶然に感謝したいと思った。

2.キサラギ
謎の死を遂げたアイドルの一周忌にファン5人が集い、アイドルを弔いつつも死の謎にせまるという話。
まったく前知識なしで観たので、期待以上っていうのも変なんだけど、ストーリーテリングのうまさに感動した。話としては新しいものではないけど、とても話術が上手な人の話を聞いているような心地よさを感じた。二転三転してキャラクターの役割や存在がさっきとまったく変わってしまったりとか、場面の切り替えのテンポがとても気持ちいい。シチュエーションコメディというのも個人的にツボ。香川照之はいつからこんな怪優になったのか。もはや香川照之というジャンルを気付いてる。素敵すぎ。

3.レミーのおいしいレストラン
いわずもがな。実写に負けない演出力とCGならでわの誇張された世界観で、見事すぎるエンターテイメントに仕上がってる。レミーの厨房での逃亡劇や、悪いシェフとのカーチェイスでどれだけわくわくしたことか。レストランの仲間達がもっと魅力的に描けてたらよかったのにな。そのぶん料理評論家のキャラがたっていて好きだった。

4.ホリデイ
まったく環境の違う場所で生活している主人公の女性二人が、お互いの家を交換しバケーションを楽しむラブコメディ。キャメロンディアスとケイトウィンスレット主演の映画だけど、ラブコメディには珍しい相手役の男優が魅力的な映画。キャメロンディアスにはジュードロウ。ケイトウィンスレットにはジャックブラック。ラブコメディって人を幸せにするためにあるっぽい感じがとても好き。それにしてもジャックブラックはいつもいるだけで面白いので反則だ。

5.俺たちフィギュアスケーター
半年以上前にアップルのサイトで予告編を観て以来、ずっと気になっていて、でもきっと劇場公開されないんだろうなーって思ってたら単館で公開された。基本的には理屈はいらなくて、もう観て笑って帰るって映画。映画もそれをよくわかっていて、余計なことを一切してないところが美しかった。イケてるようで全然イケてないジョンヘダーも最高。

6.舞子Haaaan!!!
正直なめてました。とんでもない不条理な話なんだけど、破錠させずに最後まで魅せる力強さといったら。これは勢いだけでは無理で、やっぱり脚本の力だなあと思った。

7.エヴァンゲリヲン序
とにかくまだまだ続くものなので評価のしようはないんだけど、10年以上経ってるにも関わらず、テンションを高く持っていける王道の力強さを感じた。昔流行った極太明朝の文字挿入とか一切禁じ手にして、逃げてない演出が嬉しかった。今後の期待感も含めて。

8.スパイダーマン3
ピクサーの映画にもいえることだけど、3作目となると、かなりの期待と結果を求められる。それでもそれ以上を出していけることはやっぱりすごいことだなあと思う。スパイダーマンのいいところは、そのつどメッセージが明解で表現にブレがないところだなあと思う。


期待通り

ナイトミュージアム
転々
ナショナルトレジャー リンカーン暗殺者の日記
ボーンアルティメイタム
パイレーツオブカリビアン ワールドエンド
ハリーポッターと不死鳥の騎士団
ダイハード4.0
トランスフォーマー
HERO
ファンタスティックフォー 銀河の危機
それでもボクはやってない
マリー・アントワネット
しゃべれどもしゃべれども
どろろ
パヒューム
星影のワルツ
デスプルーフ
プラネットテラー
めがね
パンズラビリンス

期待以下
ONE PEACE エピソードオブアラバスタ
ドラえもん のび太の新魔界大冒険
プロジェクトBB
サンシャイン2057
プレステージ
遠くの空に消えた
ナンバー23
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